読書の記録33
読書の記録33
◎「資本論入門」 宇野弘蔵著(講談社)
気になったところ
もちろんこれを聖書扱いすることによって敬意を表しうるものではないが、また、多面では、いくら敬意を表しても表し切れないものがある。
『資本論』の丸呑みや写し書きは、以上述べたような出版の事情や、その背後にひそむマルクス自身の実に心血をそそいだ偉大なる研究にたいして敬意を表する所以ではないのである。
私はその主要部品が、まず第1章ないし第3章からなる第一編「商品と貨幣」、つぎに第5章ないし第16章を含む第3編ないし第5編、第3に第21章以下の第7編からなり、この三つの部分が、第2編「貨幣の資本への転化」、第6編「労働賃金」によって結ばれているものと解している。
もちろん、かかる解釈が正しいかどうかは問題である。
また私自身としてかかる構成に疑問がないわけではない。
一応そう解しているにすぎない。
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