読書の記録198
◎「理科系の作文技術」 木下是雄著
(中公新書)
読みました。
気になったところ
1序章
序章から気になりました。
1、1チャーチルのメモ
ウィントン・チャーチルは、政府各部局の長に次のようなメモを送った。
われわれの職務を遂行するには、大量の書類を読まねばならぬ、その書類のほとんどすべてが長すきる、時間が無駄だし、要点をみつけるのに手間がかかる。
報告書をもっと短くするようにご配慮ねがいたい。
(ⅰ)報告書は、要点をそれぞれ短い、歯切れのいいパラグラフにまとめて書け
(ⅱ)複雑な要因の分析にもとづく報告では、統計にもとづく報告では、要因の分析や統計は付録とせよ
(ⅲ)正式の報告書でなく見出しだけを並べたメモを用意し、必要に応じて口頭でおぎなったほうがいい場合が多い
(ⅳ)次のような言い方はやめよう:「次の諸点を心に留めておくことも重要である」、「・・・・を実行する可能性も考慮すべきである」、この種のもってまわった言い廻しは埋草にすきない、省くか一語で言い切れ。
思い切って、短い、パッと意味の通じる言い方を使え、くだけすぎた言い方でもかまわない。
2準備作業(立案)
3文章の組立て
4パラグラフ
5文の構造と文章の流れ
6はっきり言い切る姿勢
7事実と意見
8わかりやすく簡潔な表現
9執筆メモ
10手紙・説明書・原著論文
11学会講演の要領
序章から気になるところも多く、書きたいことも多く、ためになる情報も多く手元において、何回も繰り返し読み込みたくなる本です。
#「理科系の作文技術」 木下是雄著
(中公新書)
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