読書の記録128
◎『葉隠入門』 三島由紀夫著 (新潮文庫)
読みました。
気になったところ
「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」は第一段階であり「人間一生誠にわずかの事なり。好いた事をして暮すべきなり。」という理念は、その裏であると同時に奥義であり、第二段階なのである。
批判の仕方
意見というのは、まず、その人がそれをうけいれるか否かをよく見分け、相手と親しくなり、こちらのいうことを、いつも信用するような状態にしむけるところからはじめなければならない。
忍ぶ恋
「(略)恋の至極は忍恋と見立て候。逢ひてからは恋のたけが低し、一生忍んで思ひ死する事こそ恋の本意なれ(略)」
一念、一念とかさねて一生
「葉隠」の言っている死は、何も特別なものではない。
毎日死を心に当てることは、毎日生を心に当てることと、いわば同じことだということを「葉隠」は主張している。
われわれはきょう死ぬと思って仕事をするときに、その仕事が急にいきいきとした光を放ち出すのを認めざるをえない。
また読みたくなる本でした。
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