読書の記録172
◎『創作の極意と掟』 筒井康隆著 (講談社)
読みました。
気になったところ
凄味
小説を書こう、あるいは小説家になろうと決めた時から、その人の書くものには凄味が生じる筈である。
諧謔
流行語はあまり混じえぬほうがよい。
ーーーすぐ古くなってしまい、後世の読者には陳腐で笑えぬ上に、何のことかわからないおそれもある。
使い古されたギャグは避けるべきだろう。
「親父ギャグ」という言い方は、そのギャグの意味や由来を知らぬ若者が反撥して使ったりもするから言われても気にしなくてもいいが、あまりにも誰もが知っているギャグであればこれはやはり陳腐ということになります。
序言
ふざけたタイトルからもわかるように、単なるエッセイだ。
ーーー気楽に読んでもらいたい。
『創作の極意と掟』というタイトルから創作はこうであるべきとか、こだわりが強いのか、掟というから厳しいのかと思いきや
こうすればいいといいながらも、しかしこういう場合もあるといった感じでとらえどころがない、こだわりのない、感じでそこからいろいろなことを教えてくれているようで、おもしろい。
何回も読みたくなる本で、また読むでしょう。
#『創作の極意と掟』 筒井康隆著 (講談社)
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